「資産形成をしたいなら、今すぐ車を手放しなさい」
マネー系の本やYouTubeを見ると、必ずと言っていいほどこの言葉が出てきます。確かに、車は持っているだけでお金を吸い取っていく「最強の負債」です。
しかし、私が住む地方都市において、車を持たない生活は現実的ではありません。通勤、買い物、休日の外出。車は贅沢品ではなく、生きるための「必須インフラ」だからです。
35歳までに資産1億円を目指す私は、車を手放すのではなく「車にかかるコストを徹底的にハックする」という道を選びました。今回は、ちょっと良い車に憧れつつも、葛藤の末に選んだ愛車と、地方ならではのリアルな車の維持費事情についてログを残します。
1. 本当はかっこいい車に乗りたかった
結論から言うと、私が現在乗っているのはホンダの軽自動車「N-BOX」です。
誤解のないように言っておくと、私はドライブに行くのも好きですし、どうせ乗るならかっこいい車に乗りたいという気持ちは普通にあります。正直に言えば、スバルの「フォレスター」のような、大きくて少しアウトドア感のあるSUVに乗りたい時期もありました。
しかし、最終的に軽自動車であるN-BOXを選んだのは、「なんとなくの憧れ」よりも「維持費(現実)」を優先したからです。車は単なる移動手段と割り切り、今は資産を拡大するフェーズだと自分を納得させました。
2. 【比較表】N-BOX vs フォレスターの残酷な維持費の差
「軽自動車と普通車で、そこまで維持費は変わるの?」と思うかもしれません。
私が当時、N-BOX(軽自動車)と憧れのフォレスター(普通乗用車)でざっくり計算した年間維持費の比較表がこちらです。
| 項目 | N-BOX (軽自動車) | フォレスター (普通乗用車) |
| 本体代 | 約164万円〜247万円 | 約404万円〜459万円 (※2025年以降の新型モデル参考価格) |
| 自動車税 (毎年) | 10,800円 | 36,000円 |
| 自動車重量税 (年換算) | 3,300円 | 16,400円 |
| タイヤ代 (4本交換時) | 約15,000円 | 約60,000円〜 |
| 車検代 (法定費用のみ) | 約27,000円 | 約47,000円 |
| 燃費・ガソリン代 | 普通 | 排気量と重量で劣る |
税金面だけでも毎年数万円の差が開きますが、一番痛いのは「消耗品」の価格差です。タイヤのサイズが全く違うため、数年ごとの買い替えで何万円も余分にお金が飛んでいきます。寒冷地ならなおさら掛かる。
この数万円の差額を毎月オルカンなどのインデックス投資に回せば、10年後にはとんでもない金額の差になります。これが、私が軽自動車を選んだ最大の理由です。
3. 軽自動車でも大満足。でも「いつかは」という思い
実際にN-BOXに乗ってみると、室内は驚くほど広く、日々の買い物や通勤には何一つ不満がありません。維持費の安さという圧倒的なメリットを享受しながら、心穏やかに生活できています。
ただ、私は一生軽自動車で我慢するつもりはありません。「いつかは良い車にも乗りたい」という思いはしっかりと持っています。かっこよさも、乗り心地も、安全性も違うしね。
今は資産1億円という目標に向けて土台を作る時期。しっかり資産を築き、配当金などの不労所得で車の維持費を賄えるようになったら、その時こそ憧れの車をキャッシュで買おうと決めています。
4. ネット保険が最強?田舎ならではの「お付き合い」事情
車の維持費を下げるもう一つの鉄則として「自動車保険はネット型にしろ」とよく言われます。
数学的に見れば、代理店を通さないネット保険が一番安いのは間違いありません。できることなら私もすべてネット保険に切り替えたいところです。
しかし、地方や田舎に住んでいると、地元の車屋さんや保険代理店との「お付き合い」がどうしても発生します。これもリアルな現実です。
実は、この「お付き合い」も悪いことばかりではありません。万が一事故を起こした時や、車が急に動かなくなった時、電話一本ですぐに駆けつけてくれる地元の担当者の存在は、ネット保険にはない大きな安心感に繋がります。融通を利かせてくれたり、ちょっとした修理をサービスしてくれたりするのも、人間関係があってこそです。
・コストを極限まで削るためにネット保険にするか
・安心感と地域との関係性を重視して代理店にお願いするか
ここは正解があるわけではなく、本人の考え方や住んでいる環境次第です。私は、削れるところ(車種選び)は徹底的に削り、安心や関係性にお金を払う価値があると思えばそこは許容する、というバランスを取っています。
結論:今の自分の「フェーズ」に合った選択を
車は、その人の見栄や欲望が一番わかりやすく表れるアイテムです。
だからこそ、今の自分が「資産を増やすフェーズ」にいるのか、それとも「資産を楽しむフェーズ」にいるのかを冷静に見極める必要があります。
私は今、N-BOXのハンドルを握りながら、未来の資産といつか乗る憧れの車に向かって走っています。もしあなたが車の維持費に悩んでいるなら、一度「本当に今の自分にその車が必要か?」を問い直してみてはいかがでしょうか。


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